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書類選考は通るし、面接に呼ばれたときの評判も悪くないんです。なのになぜか最終盤で急に連絡が途絶える。自分が最初の転職活動でつまずいたのは、まさにこのパターンでした。職務経歴書は何度も添削してもらって仕上げたし、面接の練習だって重ねていたのに、なぜか一部の企業からは書類提出後にぱたりと連絡が来なくなる。理由を人事に聞いても教えてもらえるはずもなく、しばらくは何が悪いのか分からないまま、同じやり方で次の応募を続けていました。後になって分かったのが、書類と面接の間に静かに挟まっている適性検査、いわゆるSPIやそれに類するテストで落とされていたということです。面接まで進んで落ちるより、面接にすら呼ばれない方が実は多い。しかも本人にはその理由が知らされないんですよね。この見えない壁に気づかないまま転職活動を続けている人は、思っている以上に多いと思います。書類も面接も対策しているのに結果が出ないと、自分の経歴やスキルそのものを疑い始めてしまいがちですが、原因が別のところにあるケースは珍しくありません。
なぜ書類も面接も通るのに適性検査だけで落ちる人がいるのか
適性検査は能力検査と性格検査に分かれていて、多くの企業は一定の基準点を足切りラインとして使っています。人柄や実務経験がどれだけ良くても、能力検査の点数がラインに届かなければ、その先の面接に進むデータ自体が人事の目に触れません。厄介なのは、多くの企業がこの基準を公開していないことです。落ちた側は自分の何が悪かったのか検証しようがないまま、次の応募に進むしかありません。自分も当時は、書店で買った模擬試験を一冊解いて満足していました。問題形式に慣れることと、制限時間内に安定して得点を出せることは別物だと後から気づきました。特に非言語分野の推論や図表の読み取りは、パターンを知っているかどうかで解答スピードがまったく変わってきます。性格検査の方も軽視できません。回答に一貫性がないと、それだけで人事の目に留まりやすくなるので、思いつきで埋めるより自分の価値観を一度言語化しておく方が安全です。
自分がAIに解き方を聞き始めた理由
参考書を一冊終えた段階で、自分の正答率はだいたい6割前後でした。間違えた問題の解説を読んでも、なぜその解き方に気づけなかったのかという部分までは書かれていません。答えを覚えるだけの復習になっていて、初見の問題に応用が利かない感覚がずっとありました。そこでChatGPTに間違えた問題をそのまま貼り付けて、解法だけでなく着眼点を聞くようにしました。この問題はどこに注目すれば時間をかけずに解けるのか、同じパターンの問題は他にどんな形で出るのか、自分がひっかかった思考の癖はどこにあるのか、というところまで聞くと、参考書の解説より一段深いところまで理解が進みました。分からない問題をその場で何度でも聞ける相手がいるというのは、地味ですが独学の一番のストレスを消してくれます。移動時間や休憩時間にスマホで数問だけ相談するという使い方もできるので、机に向かう時間を新たに確保しなくていいのも助かりました。
紙の問題集だけの時と、AIを使った後で結果に差が出たのはどこか
一番変わったのは正答率よりも解答スピードでした。紙の問題集だけで対策していた1回目の受検では、時間切れで最後の数問を勘で埋めることが何度もありました。分かる問題でも考え込んでしまい、時間配分が崩れていくのが自分でも分かる感覚でした。AIに苦手分野を洗い出してもらい、パターン別に解き方を叩き込んでから受けた2回目は、制限時間を数分残して全問に手をつけられました。結果として能力検査の正答率はおよそ6割から8割台まで上がり、その後に応募した3社のうち2社で面接まで進めました。以前は書類が通っても適性検査でほぼ全滅していたことを考えると、この差は正直かなり大きいです。点数という数字だけでなく、どのくらい落ち着いて解答できたかという体感の差も含めて、対策のやり方一つでここまで変わるのかというのが実感でした。
実際にAIへどんな聞き方をしていたか
漠然と教えてくださいと聞くよりも、間違えた問題文をそのまま貼り付けて、この問題を最短で解く手順を教えてください、同じ考え方が使える類題を三問作ってください、と頼む方が明らかに効率が良かったです。特に非言語の推論系は、自分がどこで詰まっているかを言葉にできないまま次に進みがちなので、なぜ自分はここで時間を使いすぎたのか、この思考の癖を直すにはどう考え方を変えればいいか、というところまで聞くようにしていました。性格検査についても、自分の過去の職務経歴を伝えた上で、一貫性のない回答になりやすい質問パターンを教えてほしいと聞いておくと、回答中に矛盾が出にくくなります。答えを取り繕うためではなく、自分の考えを整理するための壁打ち相手として使う感覚に近いです。移動中でもスマホ一つでできるので、まとまった勉強時間が取れない日でも五問だけ相談するというやり方で続けられました。
対策を後回しにした人が実際に失っているもの
適性検査は多くの人が軽視しがちです。書類作成や面接対策に比べて地味ですし、対策したところで面接のように手応えを感じにくいからだと思います。ただ、足切りで落ちているという事実は本人に通知されないまま、応募した企業の数だけ静かに積み上がっていきます。書類が通る実力があるのに、その先の面接という土俵にすら上がれていない状態が続けば、転職活動全体の期間はどんどん延びていきます。対策にかかる時間はせいぜい数週間なのに、それを怠って半年ダブついた転職活動を続けるのとでは、機会損失の大きさが違いすぎるんですよね。本来なら今月受かっていたはずの求人に落ち続けているとしたら、それは実力が足りないからではなく、対策の順番を間違えているだけかもしれません。転職活動が長引けば長引くほど焦りも出てきて、条件を妥協した求人に飛びついてしまうという悪循環にもつながります。知らないうちに損をしているのは、まさにこの部分だと思います。自分が対策を後回しにしていた数か月は、今振り返ると一番もったいなかった期間でした。
AI対策で手に入ったのは点数だけじゃなかった
正直に言うと、一番大きかったのは点数そのものより、試験当日に落ち着いて解けた感覚でした。苦手なパターンをつぶしてあるという自信があると、初見の問題が出ても慌てずに時間配分を組み立てられます。これは面接にもそのまま良い影響が出ました。適性検査を突破できているという事実だけで、面接の場に立つ前の緊張の質が変わるんです。準備が足りていないまま本番に臨むのと、やれることはやったと思える状態で臨むのとでは、話す声のトーンまで違ってくる気がします。転職活動の入り口でつまずいていた頃と比べると、今は次の選考に呼ばれること自体を素直に喜べるようになりました。小さな積み重ねですが、この変化は自分の中では結構大きかったです。
適性検査対策は自分の勉強だけでも進められますが、そもそもどの企業がどの検査を使っているか、通過のボーダーがどのあたりかという情報は、転職エージェントが持っているケースが多いです。リクルートエージェントを見てみるやdodaを見てみるのように、エージェント経由で応募すると事前に企業の選考傾向を教えてもらえることがあるので、独学の対策と組み合わせると無駄打ちを減らせます。書類は通るのに次に進めないという悩みを抱えているなら、対策の順番を変えてみるだけで結果が変わることもあると思います。
在職中で対策の時間を作りにくい人は、まずリクナビNEXTを見てみるで自分の職務経歴を整理しながら、隙間時間に適性検査の対策を進めるところから始めてみてほしいです。見えない壁に気づかないまま応募を重ねるより、原因が分かった今のうちに一つずつ潰していく方が、結果的に近道になると思います。
適性検査で落ちているかもしれないと疑うことすらできなかった頃の自分に、今の自分から伝えられることがあるとすれば、面接で落ちているわけではないという事実に早く気づいてほしいということです。同じ悩みを抱えたまま次の応募に進もうとしている人に、この記事が少しでも参考になればうれしいです。
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